Ⅱ等価方程式について

2-1.

Q: 等価方程式の記号の由来は。
A:viは viewpoint 、cεのcは condition 、εはequivalent あるいは equal 、 οは origin , τは transform か transformation の意味です。

 

2-2.

Q:viが等価方程式として成り立つようにすると抽象化されるのに、フローチャートになると具体性を増してくる点、第一理論は抽象的、第2理論は具体的と割り切って考えて良いのでしょうか。
A: 考え方はそれで良いでしょう。割り切って考えるというよりは、第一理論のようにAοとBτが分かっている場合は 即cεが考えられるわけで、viは従属的です。抽象的にでも具体的にでも書けます。ところが第2理論はviによって効果的なε、Aοを求めるわけですから、あまり抽象的にはできないのです。全て済んだ後で発表用にチャートを整える場合には抽象的にもできます。

 

2-3.

Q: 等価方程式の動的な使い方でも、同じAο、Bτを後から別の人が見たときには、静的な捕らえ方をしてしまうと思いますが、それでもよいのでしょうか。

A: それで結構です。後から見たほうがcεなど明確になるでしょう。動的な場合はviなどからなんとかしてAο、Bτを求めているのでチャートもあまり洗練されていないと思います。静的な見方からチェックするのもよいでしょう。

 

2-4.

Q: 探しても Aο が見つからないときは。
A: εが適当でも見つからない場合は、他の人の知恵を借りるとか、各種の本の索引を利用するとか、TRIZのeffects toolを使うとか 、直ぐにあきらめず、もっと努力を続けるしかないでしょう。

 

2-5.

Q: 系を書く意味は。
A: 普通は略します。AとBの系の違いを意識するときだけ書きます。なお、系が離れているほど意外な発想といえそうです